無力じゃない

"石巻の楽器店82歳の店主、津波で泥だらけになったピアノを再生。"

お店の1階はほぼ水没し、30台近くのピアノは泥だらけ。
しばらくショックで仕方なかったそうですが、
これごときで負けてられるか、とピアノの再生を誓った店主。
ボランティアで調律師ら延べ200人以上が修理に協力。

そのことを知ったシャンソン歌手のクミコさんがこの店主に再生ピアノでのコンサートを提案。
震災半年の節目での開催を約束。


そして9/11見事復活した再生第1号のグランドピアノでクミコさんが
コンサート。その特集が放送されていました。


震災以降考えていたこと。
ピアノ講師の仕事って、こんなことが起こった時、役に立たない。
もし、明日何かが起こったとして、
私は人の役に立つことができるのだろうか、
私が今までしてきた仕事は何だったのだろうか、
そんな風に考えてしまうような。

それと同じようなことをクミコさんも話されていました。
震災が起こった時に必要なのは、音楽ではない、おにぎりや着るものだ、と。
そう考えると何て無力なんだろう。

だけどそのコンサートは、私の目には無力じゃなく写りました。
涙を流しながら聴く方、笑顔で帰って行く方、ともに口ずさむ方、
それぞれ、音楽を楽しまれていたようでした。

震災当時は無力かもしれない、でも時がたつと無力なんかじゃない、
やっぱり音楽は力がある、そんなことを思ってなんだか涙が出ました。

最後の店主の言葉、
「これがおわりではない。27台のピアノが私を待っている」

この店主のもとに来たピアノは、ほんとに幸せだ。

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